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年末年始の生活3 [健康・病気]

 1月2日、官舎に帰宅。
 その間、日本海側から太平洋に移動し、一気に南下して‥ と短期間で結構な距離を移動した。
 気候が急激に変わったためか、官舎に戻るなり落ち着いていた咳の回数が急激に増えた。
「まだ、咳が止まらないの? 引き始めって11月の末から12月の頭じゃなかった?
 随分長引くよね」
 ダンナにも親にも姉にも言われた。

 1月3日。
 朝、起きたら熱があった。
 ‥が、私自身は別に苦しくも何ともなかったので、そのままいつもように行動する。
 ただいつもより寒い、というのと確かに動くのが億劫という感覚はあった。

 1月4日。
 やはり熱があるが、前日よりは落ち着いている。
 食料を買い足したりして過ごす。

 1月5日。
 熱はすっかり下がっていた。
 そして起き出したとき
「肩が痒い‥」
 と思い鏡を見る。
 後ろの両肩に小さな赤い発疹が少し出ていた。
「どうしたの?」
「さぁ、なんだろうね? ちょっとかゆい感じがするけど」
「病院に行く?」
「どっちにしろ8日に来てくれって言われてるからその日でよくない?」
 こんな会話をダンナと交わす。
 ちなみにこの日までダンナは休みだった。

「熱もないんだし、休みは今日までなんだから遊びに行こうよ」
 とダンナと映画を見にちょっと遠出をした。
 映画が終わってからトイレに行く。
「‥腰が痒い?」
 ポリポリ掻きながらズボンをおろして顔が引きつる。
 朝、起きた時に肩にあった赤い発疹が太もものあたりにまで広がっていた。
「そう言えば足先も痒いんだけど‥‥」
 恐る恐る靴を脱いで靴下をめくって硬直。
 一番かゆみの激しいところは『高級ブランド和牛の霜降り肉』のような鮮やかな赤と白のまだらになっていた。
 この時点で非常にやばい状態に置かれているらしいことにやっと気づいた私。
 年末にお世話になった医院から処方された薬をまだ飲んでいる。
 もし薬疹だったらその薬の接種は止めなきゃならないのだ。
「ダンナ、ごめん。帰る!
 今から帰ればあの病院(年末かかった医院)の午後の診察に間に合うから!!」
 その日最後の患者として駆け込んだ。

 背中を診た医師、即答で
「アレルギーだね。薬疹の出方とは違うよ」
 そう言って年末の診察から現在までの状況を話す私に耳を傾ける。
「短期間で長距離の移動疲れ、そして気候が変わったことで体がついて行けないことなどで体力と免疫力が低下していたんだね。
 そんな時にアレルゲンの食べ物を食べて体が過剰反応してしまったんだと思うよ」
 とのこと。
「私‥ 久しくサバは食べてませんが」
「サバ以外にあったってことじゃないかな」
 尤も慌てて血液検査、というほど重症ではなかったとみた医師は、急いでアレルゲンを突き止める必要もないからとこれらの反応を抑える薬を処方して終わり。
「2週間分処方するから、飲み終わったころにまたおいで」
 実際、アレルギーの反応はこの日から徐々に消え始め、週末にはスーパー銭湯に行けるくらいに発疹は消えた。

 少し時間は流れて1月17日。
 ほとんどおさまっていた咳の回数が跳ね上がるように増えた。
「???」
 そんな状態でダンナと顔を見合す。

 1月18日。
 日中に高熱勃発。
 体にこもる熱を出してしまいたかったので、寝る前にお茶とスポーツドリンクを用意してがぶ飲み→1時間ごとにトイレに起きる→また飲み物を飲んで寝る→朝まで続く
 状態で過ごす。

 1月19日。
 アレルギーの薬も切れたので地元の医院にかかる。
「元気になったかな?」
「いえ、何かまた新たに発症したみたいです」
 ‥‥‥‥。
 インフルエンザでした。
 話題のタミフルをもらって医院をあとにする。
 どうやらA香港型だったらしく、タミフルが効いたおかげで翌日にはほとんど熱も下がった。

 これらの経過を経て現在に至る。
 1月半以上引きずった風邪ともこれでやっとおさらばできると同時に、やっと年末年始も終わったという感じです。
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コメント 12

okko

アララララ~~~ッ!何たる年末年始!
お気の毒を絵に描いたようで、言葉もありません。
結局は、疲れがインフを押さえ込めないうちに、発疹だったのですね。
いや~、でもタミフルって、やっぱ、凄い威力があるんですね。これからは、あまり強行軍はしないでね。
by okko (2009-01-26 16:11) 

京男

こんばんは。
無理は禁物ですね。
体力をそうとう消耗したと思います。
しばらくおとなしくして体力回復をはかってください。
by 京男 (2009-01-26 22:01) 

ゴーパ1号

ええっ!ブツブツのあとにゲホゲホでインフルエンザだったのですか?
これは、じゅうぶんな休養が必要ですね。
お大事になさってくださいね。
by ゴーパ1号 (2009-01-27 00:45) 

がま親分

ホントは怖い家庭の医学のような展開でしたねぇ・・・。
とりあえずぶつぶつ治ってよかったですね。
お大事になさってくださいよ~♪
by がま親分 (2009-01-27 01:00) 

エルモ

タミフルって型が合えばホントに効くんですね!
そういえば昔インフルエンザのことを「流感」と呼んでいましたが最近とんと聞かないっすね。(^.^)b
by エルモ (2009-01-27 14:02) 

qin

xml_xslさん
ナイスをありがとうございます。

okkoさん
無理はよくないですね。
と、いうかもう無理がきかない年なのか‥‥
いずれにせよ大変な目に遭いました。

京男さん
はい、ありがとうございます。
少なくなりましたが、まだ咳が残っているので適度に引きこもり、時々昼寝‥といった生活を送っています。

ゴーパ1号さん
ゲホゲホ→ブツブツ→ゲホゲホ→インフルエンザでした。(--;
いやぁ、なかなかできない体験でした。
大事にします、ありがとうございます。

がま親分さん
まさにそうですね♪>家庭の医学のような展開
私自身よりも大変だったのはダンナなのではないかと。
ブツブツ見せられるわ、熱で動けない私の代わりにご飯を作らなきゃならないから仕事を切り上げて早めに帰らなければならないわ
etc.etc.
そういえば親にも心配かけたなぁ。

エルモさん
型が合えば劇的に効きます。
ただ発症48時間以内ですって。
土日を挟んだから無理かな、と思ったのですが間に合ったようです。
「流行性感冒」でしたっけ、そう言えば最近全く耳にしないですね。
by qin (2009-01-27 19:13) 

とり

>高級ブランド和牛
ひいいぃぃ~><
オオゴトにならず(十分オオゴトですが)よかったです。
どうぞお大事にされてください。
by とり (2009-01-28 08:05) 

qin

とりさん
見た瞬間、そう思ったんですよ。>高級ブランド和牛
確かにオオゴトはオオゴトなんですが、でもそれほど重症ではなかったのは不幸中の幸いだったかも知れません。
ブツブツは肌から盛り上がるのではなく、皮膚の下に着色してるという感じでしたし。
とりあえず綺麗に消えました。
ありがとうございます。
by qin (2009-01-28 13:09) 

ハイマン

痒くなってきた~
お大事に~
by ハイマン (2009-01-28 22:06) 

qin

ハイマンさん
確かに読んでる方が痒くなりそうな文面ですね。(^-^;
今は綺麗さっぱり消えましたので。
ありがとうございます。
by qin (2009-01-29 14:48) 

ひろ茶

僕も子供のころ恐怖の霜降りを体験しましたが、
気が気じゃないですよね!
もうね、バイオハザードかと…
by ひろ茶 (2009-02-08 19:28) 

qin

ひろ茶さん
確かに霜降り体験は焦りますね。
でも慌てふためく周囲を見て冷静になるところがあるので、心底やばいと思った記憶はあんまりなかったりして‥(^-^;
むしろお風呂に入って鏡を見るたびに
「これ、本当に消えるんだろうな‥ 消えなかったらどうしよう」
と冷や汗をかく方が多かったかも。
by qin (2009-02-09 11:24) 

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