マニアックでごめん [テレビ]
先週の日曜洋画劇場は『男たちの大和』だった。
予告も気合が入っていたのか主題歌の『CLOSE YOUR EYES』も結構耳にした。
映画館で見たけど、この作品は良かった。
ダンナも「久々に泣きそうになった」と言っていた。
DVDも買った。
「主題歌、歌えるようになりたいな」とダンナが言うのでサントラも買った。
ちなみにこの歌は部隊の人たちとカラオケに行った時のダンナの持ち歌の一つになったらしい。
‥で、今年の7月に実家に帰省した際に「買っちゃった(^^)」と言いながらDVDを両親と観た。
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2005年4月6日、鹿児島の枕崎漁港に現れた一人の女性(鈴木京香)。
大和の沈没地点に連れて行ってほしいと漁師たちに頼むが誰も相手にしてくれない。
「あんた‥ なんであの海に行きたいんじゃ?」
一度断りながら聞いてみた一人の老人(仲代達矢)。
その老人はかつての大和の少年兵で、目の前の女性が大和に乗っていた時の直属の上官の娘(養女)と知り、バイトの少年とともに船を出す。
そして船の中で語られる話が映像として流れる―――
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で、ダンナも「泣きそうになった」と言うだけあって話はすごく良かった。
最後の出撃にあたってそれぞれの乗組員たちの母や妻子、恋人との別れのシーンも切なかった。
‥が、最後のシーンで力いっぱいこけた。
大和の沈没地点についた漁船。
鞄から骨壷を取り出した女性は父の遺骨を海にまき、骨壷も海の底に眠る大和の仲間たちの所へ送る。
そして敬礼をしながら
「内田2曹、ただいま帰りました。長い間生きさせていただきありがとうございました」
その姿につられて敬礼をする老人こと神尾元少年兵とバイトの少年。
‥‥‥‥。
ちょっと待て。
鈴木京香、その敬礼は陸軍式だーーーーっ!!!!!
この場合は海軍式だろうがーーーーっ!!!!!!
いや、鈴木京香は『サトラレ』や『戦国自衛隊1549』で陸自の幹部自衛官の役をやっているから、敬礼をしたら普通に陸軍式になってしまうことは分かる。
レクチャーされた敬礼も陸軍式だろうからな。
監督、プロデューサー、誰も気づかなかったんですか?
仲代達矢、あんたもなぜ陸軍式敬礼をやっている!?
少年兵時代の松山ケンイチはきちんと海軍式敬礼をやっているだろうが。
あんた、いつから海から陸に転幕したんだ!?
なんかこの敬礼で感動が総崩れしてしまった私。
「これだけが納得いかん!」
と実家で言っていたところ一緒にDVDを見ていた母が
「仕方ないわよ、現代と少年兵時代の俳優さんが違うんだもの。
それに船の中が狭いからぶつからないように肘を下げるのが海軍式敬礼でしょ。
漁船とは言っても貸し切り状態の広々した空間なんだから腕を精一杯伸ばした陸軍式敬礼をさせてあげなさいな」
‥‥‥‥。
母よ、それは何かが違うと思うぞ。
男と女3 [テレビ]
新番組で『ヤッターマン』が始まった。
なんでも30年ぶりのリメイクらしい。
「タイムボカンシリーズ」は小学生の頃、よく見ていたし数年前に姉宅で『ゼンダマン』をみて「きゃーっ、懐かしい!!」と盛り上がったこともあった。
新聞記事を見ていたところ、現代の世相を反映させてガンちゃんはちょっと頼りない性格に、アイちゃんは足を長くデザインしたとのこと。
あの時代の「俺に任せておけ!!」と言った自信家リーダータイプの性格は現代にはあんまり合わないのかねぇ。
私はこっちのほうが好みだけれど‥
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ところで高3の秋からタイムボカンシリーズを月曜から金曜の夕方に一括で再放送したことがあり、なんとなく見ていた時期があった。
そんなことから同級生の友人とちょっとマニアックな話題で盛り上がっていたある時、彼女が面白いことを言いだした。
タイムボカンシリーズで一番いい男は『タイムボカン』の丹平ちゃんだと断言するのだ。
好みは人それぞれだけれど、私としては丹平ちゃんよりも『ヤッターマン』のガンちゃんか『ゼンダマン』の鉄ちゃんのほうが好みだったりする。
で、その友人に聞いてみたところ彼女はちょっと嬉しそうな笑顔を浮かべて
「だって『タイムボカンシリーズ』で女の子に戦闘をさせないのは『タイムボカン』の丹平ちゃんだけなんだよ。
それだけで十分いい男の資格ありでしょう」
確認してないので、本当かどうかはわからないけどその友人の発言を聞いた時
「よく見ているなぁ」
と素直に感心してしまった。
マンガのネタを本気で検証するのも変な話だけれど、この手のメンバーになるのだから女性もそれなりの戦闘能力はあるのだろう。
更に私みたいな血の気の多い女性がパートナーだったら
「戦闘は俺がやるからくぃんちゃんはメカの操縦とモニターを頼む」
「えーっ、私も戦闘やりたいーっ!!
マシンは自動操縦にして私もドンパチやるぅーっ!!」
このくらいは言いかねない。
戦う男に守られる女(一番分かりやすいのは騎士と姫の図かな)、というのはある意味理想の構図なのかもしれないが、やはり守られるだけというわけにはいかないだろう。
・女は男に守ってもらうもの
・女も自分のできる範囲で男と同等に戦うべき
考え方は人それぞれだろうけど、その友人は守ってもらうほうが好みのようである。
そういえばこの彼女は『宇宙戦艦ヤマト』も大好きだったし、基地開放祭のときに戦闘機パイロットと2ショット写真を撮ってもらい狂喜していたっけ。
きっと戦う男(もしくは制服系)に守ってもらう女、という構図が何よりも好みだったのかもしれない。
高校卒業後は何となく疎遠になっていたけれど、私がダンナと結婚して少し経った頃、空自の基地開放記念祭で再会。
仕事柄、地連(今は地本か)の人と接触する機会があるらしく私が自衛官になったことも、上官と結婚したことも彼女は知っていた。
ひとしきり空白の数年間の近況報告をしあうなり
「私も自衛官と結婚したいの!!
お願い、地元の連隊でいい男がいたら紹介して!!!!!」
‥‥‥‥。
ごめん、当時はダンナが出張中だったから実家に帰っていただけであって、私がいた部隊は遠方だから地元の部隊に知り合いはいないのよ。
とりあえず彼女を知っているであろう地本の人に、高校時代の同級生であることと彼女の簡単な経歴を話してから事情を説明し、よろしくお願いしてきたけれどあれからどうなったかな‥?(^-^;
よくわからない話になってしまったけれど上記の構図、きっと男性の視点と女性の視点ではきっと意見が全く違うはず。
私自身は「ここぞという時は頼るけれど、普段は対等」という構図が一番好みである。
ほかの人はどうなんだろう?
戦国自衛隊 [テレビ]
2時間ドラマでやってましたね~。
原作(マンガ)は書店でさわりの部分は立ち読みしたことがある。
『戦国自衛隊1549』も劇場で見たから大体の話の流れは分かる。
佐和山城下、ってことは一応飛ばされた先は(設定上)近江の国なのよね。
話としては面白いのですが、ついつい突っ込みを入れたくなってしまう。
きっとこれを見ている全国の自衛官さんで同じことを考えた人がいるんだろうなぁ。
「これって富士の演習場に似てるよね。
それにほら轍があるし。
戦国時代に轍なんてないだろ?」
えーっと、そう言う突っ込みはやめましょう。(^^;
伊庭小隊長を見て
「この人、部下をほったらかして遊んでばかりだな」
確かにこの間、部下はどうしているのでしょう。(^-^;;;
まぁ、制作スタッフも役者も一生懸命この作品に臨んだそうだからくだらない突っ込みはこの辺で辞めておこう。