夏至の記憶 [回顧録]
別の所でも書いた内容だけどこっちでも‥
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今日は夏至らしい。
まず思い出すのが大学時代。
前期の間はクラブ活動が終わっても外がまだ明るく、そのままどこかに遊びに行くか、ご飯を食べに行くか、それでなかったら鴨川の川縁で宴会をしたりしていた。
そういえば上賀茂神社に蛍を見に行ったのもこの時期だったような気がする。
いつもと変わらない日常。
でも夏至を過ぎれば毎日少しずつ日暮れが早くなる。
気付かないまま時間が流れ、改めて実感するのが夏休み明け。
後期に入るとクラブ活動を終えた頃にはすっかり暗くなっており、暗くなった空と眼下に広がる街の灯を見るたびに何とも言えない淋しさにかられたことを思い出す。
そして吹き付ける涼しい風が、夏の終わりと時間の流れの速さを告げているように感じたものだった。
ところで自衛官をやっていた頃のこと。
ちょうどこの時期は前期教育が終わり、後期教育に移行する時期である。
大学時代は一日がものすごく早かったけれど、教育隊にいる頃の一日はものすごく長かった。
日暮れが遅いから夜間訓練出来る時間帯まで戦闘訓練場に残り、訓練やシミュレートをしながらサーチライトに照らされた空と稜線の向こうに見える街の明かりをぼんやりと見つめて特大のため息をついたことが脳裏に鮮やかに蘇る。
ニュースで夏至と聞いてなつかしい想い出を書いてみたけれど、大学時代の仲間たちはこの時期何を思ったのだろうか。
わざわざ聞くような内容ではないけれど、なんとなく興味を持った。
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